亀岡信者への朝夕礼拝の厳命
どんな伝承か
昭和十年、弾圧を前にした王仁三郎の言動には異例のものが目立った。九月下旬には幹部・職員に長髪やひげを剃り落とすよう命じ、十月六日の神島参拝では「参拝は今年で最後になるだろう」と語った。十月中ごろには、それまで各家庭で済ませていた朝夕の礼拝について、亀岡在住の信者は各世帯から必ず一人以上出席せよという厳命を突然下し、王仁三郎自身も信者席に列してみずから先達を務めた。信者たちはこの異例の通達を意外に思ったという。
原典より
十月中ごろには、とつぜん王仁三郎の厳命として、亀岡在住の信者は各世帯からかならず一人以上、朝夕の礼拝に出るようにとの通達がなされた。—— 出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元)
『出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相』は、武田崇元が著した、大本の出口王仁三郎の予言をめぐる解説書である。開祖出口ナオの神憑かりと王仁三郎の生涯をたどりつつ、日露戦争から太平洋戦争・敗戦に至る予言や、発禁とされた予言詩『瑞能神歌』、『霊界物語』の記述を取り上げる。予言と二度の大本弾圧を軸に歴史との符合を論じ、秘章で入蒙や出生をめぐる謎を扱い、巻末に年譜を付す。