目黒の競馬で着順を当てた霊媒
どんな伝承か
著者は北村霊媒の力量を試そうと、二度にわたって目黒の競馬へ同行した。北村は勝負の二、三十分前に番付を眺め、軽く目を閉じて心を統一する。するとやがて訪れる決勝線の光景が心の眼に浮かび、一着や二着の馬の番号が強く残るのだという。8と3、6と9を取り違えることもあり、鼻の差で飛び込むような接戦は霊眼でも見分けにくかった。それでも三十四回の予測のうち、一着の馬を言い当てた割合は八割を超え、九割に近かったと記されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊研究とその帰趨(浅野和三郎・浅野和三郎・心霊科学・昭和9年(1934))
心霊研究家・浅野和三郎が昭和八年の浜寺海岸『夏期心霊講習実験会』の講述をまとめた『心霊研究とその帰趨』(昭和九年)。近代心霊研究八十年の蓄積を体系的に解説する。