指で触れる下でねじれたスプーン
どんな伝承か
著者は超能力が本当にあるのかを自分の目で確かめようと、伝手をたどって北千住まで出向いた。現れたのは白いスポーツシャツ姿の、どこにでもいそうな二十歳の学生、清田益章だった。持参した新品のスプーンを並べると、清田はまず大きなカレー用の一本を軽くつまむ。十五分ほどで柄が水飴のようによじれはじめ、著者が指先で触れているあいだも動きは止まらず、三十秒ほどで完全にねじれてしまった。続く小型のティースプーンも、首の部分が一八〇度回るまで曲がったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
サイキの海へ――超能力をめぐる対話(清田益章・宮内勝典・清田益章・超能力・昭和(1980年代))
超能力者・清田益章と作家・宮内勝典による超能力をめぐる対話集『サイキの海へ』。全五弾+完結編の対話で、清田が自らの超能力体験と思想を語る。