白い狐を買った鮎貝の八卦置き
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どんな伝承か
岩手県の遠野地方では、どこでも飯綱使いは近年になって入って来たもののように言っている。小友村鮎貝の某という者が、ある日遠野へ出る途すがら見知らぬ旅人と一緒になった。この旅人が道々いろいろのことをよく当てる。不思議に思って聞くと、袂から白い狐を出して見せ、これさえあれば居ながらにして何でも分かるといった。欲しくてたまらず幾らかの金を出して買い取り、飼い方も使い方も詳しく習うと、この男はよく当てる八卦置きになり、たちまち村でも指折りの金持になった。だが何年か後には次第に当たらなくなり、貧乏して往来でのたれ死したという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の憑きもの――俗信は今も生きている(石塚尊俊・石塚尊俊・民俗学・昭和(民俗調査))
民俗学者・石塚尊俊『日本の憑きもの―俗信は今も生きている』。日本各地の憑きもの俗信を実地調査と文献で体系化した研究の決定版。
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遠野市の伝承
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