四番も九番もない東京駅前の丸ビル
どんな伝承か
迷信は田舎だけのものではなく、形を変えて都会にも新しく生まれていると著者は述べる。その例に挙がるのが東京駅前の丸ビルで、四番や九番と付けられた部屋はどこにも無い。また鉄筋コンクリートの高層建築に取りかかるときは、青竹を立てて神主を招き、地の神の心を鎮めて祟りを避けるための地鎮祭が営まれる。文部省は全国から俗信の資料を集め、協議会を設けて分類と研究に取りかかっており、こうした都会の習わしもその視野に入っていると記されている。
原典より
四国で「合性が悪いから」といわれてその結婚に反対されたのを憤慨、愛人の祖母を刺殺して己れも自殺した青年がある。—— 日本の俗信 2――俗信と迷信(文部省迷信調査協議会・日本の俗信・昭和(1949-52)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の俗信 2――俗信と迷信(文部省迷信調査協議会・日本の俗信・昭和(1949-52))
文部省迷信調査協議会『日本の俗信2―俗信と迷信』(昭和24-27年)。シリーズ第二巻で、迷信の理論的考察と各論を収める。