ナオ、香良洲神社へ身魂の神を迎えに
どんな伝承か
明治最後の年の一九一二年四月、ナオは王仁三郎夫妻をはじめ百二十余名の幹部を連れて伊勢へ赴き、内宮と外宮に参ったあと、香良洲神社に詣でた。この神社の祭神ワカヒメギミノミコトは、筆先ではナオの身魂と同じ神とされていた。そのためこの参拝は、時節が来て、ナオが自らワカヒメギミノミコトを迎えに出向いたものだと受けとめられている。同じ年、政府は神道・仏教・キリスト教の代表を集めて三教会同を開いていた。
原典より
同神社の祭神ワカヒメギミノミコトは、“筆先”では、出口ナオの身魂と同じとされていることから、この参拝は、時節が来て、ナオがみずからワカヒメギミノミコトを迎えにいったものとされている。—— 出口王仁三郎(村上重良・村上重良・近代民衆宗教史・1973年(昭和48年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎(村上重良・村上重良・近代民衆宗教史・1973年(昭和48年))
『出口王仁三郎』は、村上重良が昭和四十八年に著した大本教の指導者出口王仁三郎の評伝である。丹波穴太村の小作農の家に生まれた上田喜三郎の生い立ちと修行から、出口直との出会いと大本教の拡大、大正維新と不敬事件、『霊界物語』の口述や入蒙、昭和神聖会と大弾圧、法廷での闘い、晩年までをたどる。「故山の夢」「道の大本」「人類愛善」の三章に分けて叙述し、巻末に略年譜と参考文献を付す。