名寄川をさかのぼる疱瘡神の夜の声
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どんな伝承か
海岸地方でひどく恐れられている疱瘡の神も、山奥へ入るとそれほど恐れられていない。名寄コタンの人々は、昔から疱瘡にはかからないという。疱瘡の神が天塩川を通り、名寄川に沿って北見へ行くときも帰るときも、サンルペンベというところを通る。いつも通る道だから途中の者には何もしないと夢で教えてくれたので、名寄の者はよそで疱瘡が流行っても、昔からの話をして自分は名寄の者だと言えばかからないという。神が通るのはたいてい夜中で、棹で舟を漕ぐ音や人の話し声がするが、出て見ると誰もいない。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第1巻』所収の「文化叙事伝説」48話(北海道・青森)を収める。各話は伝承地を市町村〜字レベルまで明記し、例話・類話・文献を備える。
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名寄市の伝承
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