福寿草に化したクナウ姫
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どんな伝承か
福寿草の花をクナウ、クナウノンノというのは、この花がクナウ姫の変身だからだという。大昔、ある大酋長にクナウという美しい姫がいて、コタンの女神と呼ばれ人々に慕われた。姫は幼なじみの立派な若者カルンバと夫婦になる日を心待ちにしていた。イヨマンテの酒盛りで、酔った大酋長が世で一番腕の強い者を姫の婿にすると口を滑らせたため、方々のコタンから若者が集まって腕試しをした。誰もカルンバに勝てなかったが、負けた者たちが醜い乱暴者の土竜の神を連れて来ると、さすがのカルンバも敗れた。姫を哀れんだエカシたちは二人を山奥へ逃がし、二人は雪の融けた崖の枯草の下に穴を掘り、身を寄せて隠れた。
原典より
むかし、クナウという美しいお姫さまがいた。—— 日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第1巻』所収の「文化叙事伝説」48話(北海道・青森)を収める。各話は伝承地を市町村〜字レベルまで明記し、例話・類話・文献を備える。
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