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田村将軍の九艘泊地名由来

所在地青森県むつ市脇野沢九艘泊
年代伝承(口承)
登場坂上田村麻呂、田村将軍
出典日本伝説大系 第1巻

どんな伝承か

下北の脇野沢に九艘泊という浜がある。むかし田村将軍が蝦夷征伐のため十艘の船を率いてここまで来たが、ヤマセがあまりに激しく吹きつけて北海道へ渡ることができなかった。そこで九艘がこの浜に留まり、殿様など身分の高い者を乗せた残りの一艘だけが、貝崎の向こう側へ泊まったという。九艘が泊まった浜であることから、この地を九艘泊と呼ぶようになったと土地の人は語り伝えている。

原典より

○伝承地 青森県下北郡脇野沢村大字脇野沢字九艘泊田村将軍が蝦夷征伐に十艘の船で来て、ヤマセの風であんまり風が吹いだために北海道へ渡れなくて、こごへ九艘とまって、あど一艘は、まあ、殿様とか偉い人達が乗って貝崎の向うの方へ泊…—— 日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第1巻』は、叢書『日本伝説大系』のうち北海道と青森県の伝説を収めた巻である。人間の始めやコロポックル、アイヌの神謡、岩木山一代記、おしら祭文、義経や弘法大師の事跡、狐や大蛇の話、地名や神社の由来などを、口承の資料を中心に採る。伝承地を記した例話を冒頭に置き、〔類話〕〔文献〕〔参考〕の欄で各地の類話の梗概と近世以後の文献の原文を添える編み方をとる。

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