上の字の残雪が出る黒姫山
どんな伝承か
黒姫山は郡の西にある高い山で、黒姫大明神が鎮座する峰である。毎年、東の面に残雪が上の字の形となって現れる。麓には富来賀口と呼ばれる所があり、入口は八尺ほどの岩穴で、一丁ほど入ると滝がある。里の言い伝えでは、ここで奴奈川姫が生まれ、のちに衣を織ったので布川の名があるのだろうという。まことに神々しい霊地だとされている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第3巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第3巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全65話(山形・福島・新潟)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。