後向権現と呼ばれる松苧神社
どんな伝承か
松之山町東川の向山にある松苧神社の祭神は、大山咋命とも天津彦根命ともいわれるが、地元の伝承では奴奈川姫命である。伝えによれば、姫は何者かに追われて豊原峠の方から逃れて来る途中、たびたび振り返って津南の方を眺めたので後見坂の地名があり、社殿も坂の方を向いて建つことから後向権現の通称で呼ばれる。明治十九年に建てられた社殿は七坪五合あり、神体は三面の木像で、像の高さは二十二センチメートルであるという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第3巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第3巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全65話(山形・福島・新潟)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。