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七つと答えた鼻取りの子供

所在地福島県郡山市湖南町浦町(鼻取地蔵尊)
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典日本伝説大系 第3巻

どんな伝承か

福浦の浦町に鼻取地蔵尊が祀られている。古い立派な地蔵堂は百姓の信仰が厚く、馬鍬洗いや早苗振、旧七月十四日の盆祭には参詣の人で賑わう。昔、子を持たぬ老夫婦が浦町で田を作って住んでいた。田植え前、代掻き馬の鼻取りがいなくて困っていると、見かけない元気な子供が裸足で田に入ってきて手伝ってくれた。馬回しが上手なので年を聞くと七つだといい、来年と再来年は休みだから来られない、八本と九本の馬鍬の子が自分の年と立て合うからだと答えた。夕方早く代が出来上がり、駄賃をやろうとすると姿が見えない。地蔵堂へ駆けつけると泥足で上がった跡があり、地蔵の足は泥だらけで、その顔は先刻の子供にそっくりであった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第3巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第3巻』は、山形・福島・新潟の三県に伝わる伝説を集めた叢書『日本伝説大系』の一巻である。湖水の干拓、鮭の大助、八百比丘尼、弥三郎婆、安達ヶ原の鬼婆、産女、雪女房、河童などの話のほか、松・杉・石・池・清水・温泉・長者にまつわる伝説を、口承資料を主に採っている。全体は「文化叙事伝説」と「自然説明伝説」に分かれ、各項目は例話と伝承地を掲げ、〔類話〕〔文献〕〔参考〕で近世以後の史料や県外の類例を補う。

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鼻取地蔵地蔵霊験地名由来馬鍬

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