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酒顚童子の身の上を語る童児口説

所在地新潟県燕市砂子塚
年代伝承(口承)
登場権九郎、酒顚童子の生家の主
出典日本伝説大系 第3巻

どんな伝承か

分水町に伝わる「童児口説」は、酒顚童子の身の上を節につけて語る歌である。もとは砂子塚の権九郎の家の生まれで、親が並んで吉田へ養子にやったが手に負えず、西の国上の方丈のもとへ稚児に上がった。十六歳のころ、器量のよさに庄屋や村長の娘たちが慕って文を寄こしたが、見もせずつづらに入れておくと、人の思いが焰となって立ちのぼり、顔に角が生え金歯が現れた。以後は弥彦の明神に弓や刀で叱られ、高野では大師に追われ、鬼の住む丹波の山へ落ちついて鬼と酒盛りをすると歌いおさめる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第3巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第3巻』は、山形・福島・新潟の三県に伝わる伝説を集めた叢書『日本伝説大系』の一巻である。湖水の干拓、鮭の大助、八百比丘尼、弥三郎婆、安達ヶ原の鬼婆、産女、雪女房、河童などの話のほか、松・杉・石・池・清水・温泉・長者にまつわる伝説を、口承資料を主に採っている。全体は「文化叙事伝説」と「自然説明伝説」に分かれ、各項目は例話と伝承地を掲げ、〔類話〕〔文献〕〔参考〕で近世以後の史料や県外の類例を補う。

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