小木の資産家を助けた老猫おけさ
どんな伝承か
小木の資産家の家に、十六歳になる老猫のあさが飼われていた。家が没落したとき、あさはふいに姿を消してしまう。数日ののち、けさと名乗る娘が訪ねて来て、家業をよく助け、ついに身代を立て直させた。おけさのうたう唄と舞う踊りは評判となり、家は再び栄えたという。ところがある夜、主人の夢枕にあの老猫が立った。翌朝、おけさは息絶えており、その骸は老猫の姿に戻っていた。主人は猫塚を築いて手厚く葬ったと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第3巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第3巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全65話(山形・福島・新潟)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。