弁慶が残した馬の借用証文
どんな伝承か
最上郡最上町に伝わる話。大堀の二戸源兵衛家に「馬一疋借用仕り候 弁慶」という借用証文があったと伝わる。本編にあたる最上郡真室川町の伝えでは、安楽城の小国にお大日様の絵図面があり、十月十五日の祭に御開帳する。昔、佐藤家に泊まった旅の一行に大根や蕪ばかりを食べさせたところ、翌朝、一巻の巻物を礼に残していき、のちに義経主従だったと伝え聞いて、その日をお大日様の祭として開帳する習わしになったと語られる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第3巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第3巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全65話(山形・福島・新潟)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。