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熊野権現別当の子だった弁慶

所在地島根県松江市(熊野大社)
年代伝承(口承)
登場武蔵坊弁慶、牛若丸、弁斎の長男、弁慶が仕えた主
出典日本伝説大系 第11巻

どんな伝承か

弁慶は八雲村の熊野権現に仕える別当弁斎の長男であったが、父の跡を継ぐことを嫌い、鰐淵寺の本領に入ったと伝わる。本領には四十八の坊があり、食事を知らせる鐘が鳴ると、弁慶は四十八坊をひとつずつ回って汁を一椀ずつもらったという。この地方に残る「弁慶皿持って来い汁吸わしょ」という童謡は、そこから起こったといわれる。また大字別所には弁慶の叔父が鍛冶屋を営んでおり、弁慶が薙刀を注文すると、三年かけて鉄の丸をも断ち切る品を仕上げた。叔父が同じ物を他にも作ると言ったため、弁慶は叔父を殺して京へ逃れ、牛若丸に仕えたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第11巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第11巻』は、山陰の鳥取・島根両県の伝説を集めた日本伝説大系の一巻である。矮姫による穀物の伝来、大山の山くらべ、伯耆の白兎、雲州皿屋敷、七尋女房、牛鬼、隠岐の後鳥羽上皇などを、伝承地を明記した口承の例話で示し、類話と近世以降の文献を添える。「文化叙事伝説」「自然説明伝説」の部に分けて話ごとに番号を付し、凡例のとおり例話・類話・文献・参考の順に並べ、多くの話に高木・柳田による伝説名を添える。

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弁慶出雲の神天狗地名由来薙刀

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