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天狗の間に現れたコノシロの宮の女

所在地島根県松江市(松江城)
年代伝承(口承)
登場堀尾吉晴、松平直政、松江城主、松江藩主
出典日本伝説大系 第11巻

どんな伝承か

古老の話では、堀尾吉晴が松江城を築いたとき人柱を立てたという。大手前で盆踊りをしていた中から美しい姫が連れ出され、生き埋めにされた。姫は踊りが上手だったので、美人で踊りの巧みな娘が踊ると天守閣が鳴動し、以後城の近くでの盆踊りは厳禁された。下って寛永十五年、入府した松平直政が本丸を見分し、天守閣の最上階の天狗の間へ上ると美女が現れ、この城は私のものだから渡せぬという。直政が欲しければやろうと答えると、美女は笑って消えた。翌日から宍道湖のコノシロを供えて祀り、その小祠をコノシロの宮と呼んだ。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第11巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第11巻』は、山陰の鳥取・島根両県の伝説を集めた日本伝説大系の一巻である。矮姫による穀物の伝来、大山の山くらべ、伯耆の白兎、雲州皿屋敷、七尋女房、牛鬼、隠岐の後鳥羽上皇などを、伝承地を明記した口承の例話で示し、類話と近世以降の文献を添える。「文化叙事伝説」「自然説明伝説」の部に分けて話ごとに番号を付し、凡例のとおり例話・類話・文献・参考の順に並べ、多くの話に高木・柳田による伝説名を添える。

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