菅生名と閑定名を開いた恵比良御子
どんな伝承か
千五百年あまり昔、紀州熊野に恵比羅という者があり、その子を恵比良の御子、その妻を小野老婆と呼んだと記す。この夫妻が祖谷山村の菅生名へ来たとき、そこには菅草が生い茂っていたので、地名を菅生名と名づけた。次いで閑定名に至って土地を開き、耕作の業を人々に教えたという。恵比良御子の墓は閑定名の小山にあり、熊野十二社をまつっている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第12巻』所収の「文化叙事伝説」全139話(香川・徳島・愛媛・高知=四国)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。