トップ > 千葉県の伝承 > 成田市

枡を偽られた公津村と惣五郎の直訴

所在地千葉県成田市(公津ヶ原)
年代伝承(口承)
登場佐倉惣五郎、木内惣五郎、宍倉左門、公津村の名主・直訴した義民、この話を語った成田市台方の人
出典日本伝説大系 第5巻

どんな伝承か

公津村の名主だった木内惣五郎の話である。堀田藩は殿様というより取り巻きの家老たちが悪く、一升枡を一升五合ほどの大きさにこしらえて年貢を計った。百姓は難儀して一揆を起こそうとしたが、惣五郎はこれをなだめ、自分が犠牲になって直訴に及んだ。上野寛永寺へ参内する橋のたもとで将軍に訴え、願いは通ったものの大罪は免れず、公津ヶ原の刑場で親子五人が命を落とした。奥方は離縁されていたが、子ども四人は巻き添えになった。乳飲み子を連れた奥方は茨城のどこかで尼となり、仏の菩提を弔って生涯を終えたのだという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第5巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第5巻』は、叢書「日本伝説大系」の一巻をなす伝説資料集である。埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨の伝説を扱い、二つの太陽、蹴裂明神、ダイダラボッチ、平将門、源頼朝、豪徳寺の招き猫、黒塚、山の背競べ、親捨てなどの話ごとに、口承を重んじて選んだ例話を掲げる。各項は例話に〔類話〕〔文献〕〔参考〕を添え、類話は伝承地ごとに梗概で示し、文献は近世以後の史料を原文で抄出し、柳田・高木の分類による話型名を併記する。

種別から探す

佐倉惣五郎義民直訴処刑百姓一揆

成田市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『日本伝説大系 第5巻』の伝承