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三万石の大名と言われた邸の全盛

所在地山形県東置賜郡高畠町中和田
年代文化・文政期(1804〜1830年)
登場平主計
出典高畠町伝説集

どんな伝承か

平主計の全盛期は文化・文政の頃であったという。屋敷は一町一反一畝十六歩あり、邸内には広壮な住宅と七棟の土蔵、ほかに米倉・荷物倉・酒倉・穀倉・金倉・雑倉、さらに機織小屋や木小屋が隙間なく立ち並び、庭には築山と池があって周囲を土堤が巡っていた。表門・東門・西門があり、住宅は長さ二十二間、幅八間。茶の間は二十畳、上段は十八畳で贅を尽くしたという。常住の雇人は三十五、六人、牛五頭と馬一頭を飼い、囲炉裏には一束の柴をそのまま燃したと伝えられる。生活は三万石の大名のようだったが、幕末に酒田から塩を買い占めて失敗し、明治八年の大晦日に出火して幾十棟の建物は灰燼に帰した。跡地には和田小学校が立っている。

原典より

平主計の全盛期は文化・文政期であったといわれております。—— 高畠町伝説集(山形県立高畠高等学校文芸班(編)・1957年(昭和32年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

高畠町伝説集(山形県立高畠高等学校文芸班(編)・1957年(昭和32年))

『高畠町伝説集』は、山形県立高畠高等学校文芸班が熊木成夫教諭の指導で編み、昭和三十二年に高畠町伝説集刊行会から発行した伝説集である。高畠町とその周辺に伝わる社寺の縁起、人物、怪異、動物、地名の由来などを、古老からの聞き書きと古記録から採り、内容の多くは郷土研究家安部名平次の蒐集による。神仏・人物・怪異・動物・什物・地物・地名・地誌の八篇に分け、町長の序と校長・安部名平次・武田好吉の文、編者の後記を付す。

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