遮断機の下りる踏切へ出た車掌
どんな伝承か
著者は、磁場が急に変わる場所では手足が意志に反して誤って動くと説き、見通しの悪い踏切や変電所の近く、磁場の向きが逆転する地点をとくに危険だとする。その例として挙げるのが、先日、井荻駅の近くの踏切で乗り合わせたバスでの出来事である。車掌は踏切で降りて安全を確かめ、笛で運転手を誘導するのが習いだが、このときの車掌は、警報機が鳴って遮断機が下がりかけているにもかかわらず笛を吹きながら線路の中へ出ていき、運転手に警笛で合図されて戻ってきた。条件反射の習慣が日常の行動につきまとっている証拠だと著者は見る。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
四次元世界の謎(内田秀男・1970年(昭和45年))
『四次元世界の謎』は、内田秀男が昭和四十五年に著した超常現象の論考集である。月刊誌『電波技術』に昭和三十八年から四十三年まで「あなたは信じますか」の題で書いた記事を抜き出したもので、魔の踏切、十三日の金曜日、地震予知、お守り札、幽霊写真、虫の知らせなどを、筆者の体験と磁場・電波の実験をもとに論じる。項目ごとに小見出しで区切り、多数の図表と写真を添える。