吉方へ向かって捕まった速度違反
どんな伝承か
昭和四十年四月四日の朝、著者は立川の客のもとへ集金に出かけた。日曜の早朝で甲州街道は車もまばら、白バイもパトカーも見当たらない。制限四十キロのところを十キロほど超えて走っていると、府中あたりで警官が飛び出して停止を命じた。十三キロ超過で、後日七千円の罰金を払い、五千円の集金に対して差し引き二千円の損になった。ただの不運といえばそれまでだが、立川は九星でいう吉方にあたり、本来なら捕まらないはずの方角である。著者はこの一件を、方角の吉凶やバイオリズムの原則では説明のつかない出来事として書きとめている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
四次元世界の謎(内田秀男・1970年(昭和45年))
『四次元世界の謎』は、内田秀男が昭和四十五年に著した超常現象の論考集である。月刊誌『電波技術』に昭和三十八年から四十三年まで「あなたは信じますか」の題で書いた記事を抜き出したもので、魔の踏切、十三日の金曜日、地震予知、お守り札、幽霊写真、虫の知らせなどを、筆者の体験と磁場・電波の実験をもとに論じる。項目ごとに小見出しで区切り、多数の図表と写真を添える。