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梅木平と大所の木地屋土着

所在地新潟県糸魚川市大字大所
年代安永九年ほか
登場木地屋
出典定本柳田国男集 第4巻

どんな伝承か

越後は東蒲原の奥にも木地屋がいたというのは空想ではない。馬取川上流の木地小屋・梅木平などには、安永九年に会津の方から移って来たという者が、近い頃まで働いていた。越中境に接しては西頸城郡小滝村大字大所があり、これも一箇の土着の例で、今では木地の製造だけでなく自ら塗物の業をも営んでいる。いつの頃のことか領主から三百余町の山を預けられ、伐採の跡地を開拓して農作をも兼ね行うようになったが、なお自ら親王の遺民と称していると、田中氏の書には記してあると柳田は述べる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第4巻』は、柳田国男の著作を集めた定本の一巻である。岩手県遠野の伝承を佐々木鏡石から聞いて書いた「遠野物語」、山に入った人や神隠しを論じた「山の人生」、河童・ひだる神・一つ目小僧・天狗などを扱い妖怪名彙を付す「妖怪談義」を収める。ほかに「山人考」「史料としての傳説」「比丘尼石の話」「山人外傳資料」「『イタカ』及び『サンカ』」「山民の生活」など、山人・漂泊民・妖怪をめぐる論考を併せる。

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