舌切雀
どんな伝承か
爺が飼っていた雀が、婆の煮ていた洗濯糊をなめたので、婆は怒って舌を切り逃がしてしまった。爺は「舌切り雀の宿はどこだ」と山の藪を分けて探し、雀屋敷に迎えられて馳走を受ける。土産に大小の葛を示され、力がないからと軽い方を選んで帰ると宝物が入っていた。隣の欲張り夫婦はわざと雀を捕えて糊をなめさせ舌を切って逃がし、同じように訪ねて大きい方の葛をもらう。待ちきれず途中で開けるとろくろ首や蛇が出て、爺も迎えに来た婆も腰を抜かした。欲の深いことはするものでないと結ぶ。
原典より
6 こぶとり爺7 米びつの話8 そばやチリンチリンの話〔笑話〕9 印内の重右衛門① 給金決定後② 一背畑 (1)〜(2)③ 田の草取り (1)〜(2)④ 屋根葺仕事—— 市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和55年頃刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和55年頃刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第1集』を全206話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。