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二人分の給金で一人担ぎした駕籠の仕返し

所在地千葉県市川市国分
年代伝承
登場印内の重右衛門、語り手、記録者
出典市川の伝承民話 第1集

どんな伝承か

昔は名主が年貢を納めに江戸へ駕籠で出向いた。その供に重右衛門を頼むと、「二人分の給金をくれれば行く」と言う。旦那は捻くれてやろうと「二人分やるのだから、御駕籠も一人でかついでくろ」と言った。重右衛門は「よしきた」と、駕籠の片端に石を縛って天秤のようにかつぎ、両国の橋の上で「くたびれたから一休みやんべ」と言い、旦那の側を欄干から川へ出して石の側を橋に掛けた。旦那は謝って歩いて行き、重右衛門は空駕籠をかついで帰り、実家へ戻ってしまったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・1980年(昭和55年))

『市川の伝承民話 第1集』は、市川民話の会が昭和五十五年に編んだ民話の資料集である。市川市教育委員会の事業として昭和五十四年度に千葉県市川市の国分・北国分・行徳・南行徳で行った採訪調査のうち、テープ起こしを終えた語りを、方言も残して話者の息継ぎのままに記録している。世間話・伝説・昔話・唄・生活譚の五部に分けて地区別に並べ、話末に話者・地区・記録者の名を添える。

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笑話印内の重右衛門両国橋頓知天秤

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