狐に化かされた話 3
どんな伝承か
崖になっている山には狐の穴があちこちにあった。夜中に帰ってくると提灯が行ったり来たりして見えるが、それは狐が泡を垂らしているのがそう見えるのだという。宮久保へ行く所にある「こうだ山」にも狐の穴が沢山あり、狐は昼間でもよく田んぼにいた。放し飼いの鶏が鳴くので見ると、狐が鶏の首をくわえて去って行く。狐に化かされるとぼんやりしてしまい、周りの者が気合いを掛けてやると、しばらくして正気に戻ったという。
原典より
ここ崖なってる山に、狐の穴そちこちにありましたよ。—— 市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和56年頃刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和56年頃刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第2集』を全200話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。