狐に化かされた話 (2)いたずら
どんな伝承か
夜、浜へ「なぜ」と呼ぶ手づかみの漁に行くと、狐が出た。狐は煙草の火をつけるとすぐにいなくなってしまう。ごそごそと近づいて来ると「やろう、また来たな」と言って煙草に火をつける。するとそっと隠れてしまうのだった。昔は狐やむじなが年中出たもので、明かりや火を嫌うので、必ずマッチを持って出たという。市川市行徳の海辺で語られた話である。
原典より
「泣くと、狐来るぞ!ムジナ来るぞ」なんてね、お爺さんから聞いた事ありますよ。—— 市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和56年頃刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和56年頃刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第2集』を全200話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。