狐に化かされた話 (3)祭りのみやげ
どんな伝承か
十月の祭り迎えの夜、高谷の親戚を訪ねた語り手の父は、土産にもらったはぜを自転車に結わえて帰る途中、行徳橋を渡ったつもりが逆戻りして高谷の海っぺりに出てしまった。ぴしゃぴしゃと水音がするので煙草に火をつけると、自分は岸壁に腰掛けていたという。土産のはぜを包んだ新聞はぼろぼろになっており、家に着いたのは二時、体はくたくたに疲れていたと語られる。
原典より
「泣くと、狐来るぞ!ムジナ来るぞ」なんてね、お爺さんから聞いた事ありますよ。—— 市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和56年頃刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和56年頃刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第2集』を全200話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。