八柱霊園十三号地の男の幽霊
どんな伝承か
話者は子どものころ『お化けの住所録』という本を買い、そこに載っていた八柱霊園の話をよく覚えている。八柱霊園はお化けで有名で、すぐ脇のまぶちモーターの先にある十三号地には男の幽霊が、正門のところにはアベックの幽霊が出るといわれた。さらに新松戸の駅では、終電のあとに帽子をかぶり赤ペンを挿して競馬新聞を持ったおじさんが階段を上ってくるという話も載っていたという。記録者の注によれば、本は元松戸市在住の平野威馬雄の『お化けの住所録』で、新松戸の話は競輪の記憶違いだという。
原典より
5 怪談話の方式6 林間学校の怪7 学校は老人ホーム国分高校演劇部OB会1 学校は老人ホーム2 国分高校の怪談3 劇場調光室の幽霊4 NHKホールの幽霊5 人面犬—— 市川の伝承民話 第6集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1998年(平成10年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第6集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1998年(平成10年))
『市川の伝承民話 第6集』は、市川民話の会が調査・編集し、市川市教育委員会が平成十年に発行した民話資料集である。昭和六十三年度から平成四年度にかけて市川市の下貝塚・八幡・平田・本行徳・香取などで聞き取った世間話・伝説・昔話・唄・年中行事・生活譚を、話者の語りに忠実に記録している。各話に話者と記録者を添え、新たに「現代若者の学校話」の部を設けて口裂け女や学校の七不思議などの怪談も収め、話者名簿・採訪者名簿・あとがきを付ける。