狐の恩返し
どんな伝承か
稲荷神社の裏のほうに「野良のうち」と呼ばれる難波大吉の家があり、まわりは田んぼと小さな池で、狐がよく遊びに来ていた。ある夜、狐が異常な調子できゃんきゃん鳴くので表に出てみると、子狐が池に落ちてあばれ、親狐が周りで鳴いていた。大さんの父か祖父が肥びしゃくですくって助けてやると、翌日の夜中、風もないのに雨戸をとんとんと叩く音がした。朝、雨戸を開けると鴨が一羽置かれ、傍らに親子の足跡が残っていたという。
原典より
そこにね、稲荷神社ってのがあるんですよ。—— 市川の伝承民話 第7集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成11年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第7集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成11年刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第7集』を全143話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。