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梨組合を興した古八幡の北川善太郎

所在地千葉県市川市八幡古八幡
年代昭和(戦後)
登場北川善太郎
出典市川の伝承民話 第7集

どんな伝承か

語り手の親戚に、戦後の市川で梨の組合づくりに尽くした北川善太郎という梨農家の老人がいた。八幡様のすぐ裏手の、古八幡と呼ばれた所に住み、百歳ほどで亡くなった。老人は会うたびに、市川農協の梨組合を結成したのは自分だと自慢した。結成には資金が要るので市川の三菱銀行へ借りに行ったが、農家相手では危ないと融資を断られ、自分の田畑を抵当に入れてよそから借り出したという。その梨畑は農協本店の向かい側にあり、食糧難の頃には語り手が東京の人を連れて行き、その場で存分に食べさせてからリュックに詰めて持ち帰らせたと語る。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

市川の伝承民話 第7集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1999年(平成11年))

『市川の伝承民話 第7集』は、市川民話の会が調査・編集し、市川市教育委員会が平成十一年に発行した民話資料集である。平成四年度から六年度にかけて市川市の柏井・須和田・宮久保・原木・稲荷木と国分高校ほかで行った採訪の聞き書きを、話者の息継ぎや方言を残したまま収める。世間話・伝説・昔話・唄と諺・年中行事・生活譚・現代若者の学校話の七部に分け、巻末に話者紹介と会員の採訪記、あとがきを付す。

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