稲荷木 2 稲荷木の屋号
どんな伝承か
稲荷木では家々に屋号があり、屋号のない家は一軒もないという。當麻家の屋号は「かんしゃ」で、家の脇に竹藪があった。かんしゃは「官舎」の意だとされる。當麻家の先祖には伝兵衛(デンベエ)があり、ほかにタイム・カンベエなどの屋号もあって、「カンシャの山に狐がデンベエ(出るべえ)。タイムのじいさんおっかなカンベエ」という囃し詞が伝わる。稲荷木では狐を大事にしたのだといい、そこから世間話「狐の祟り」へ話が続いたと記録されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第7集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成11年刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第7集』を全143話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。