茶を忌む
どんな伝承か
旭市仁玉に伝わる。むかし弘法大師がみすぼらしい衣で、お茶を飲ませてもらおうとある家に立ち寄った。ところが家の者は、その汚い姿を嫌ってお茶を飲ませず、追い払ってしまった。それ以後、この地方ではお茶の木が生えなくなり、もし作ったときには、その家が不幸になるといわれている。なお木更津市の椿というところでも茶の木を植えず、同地では椿や孟宗竹も忌み、また偶蹄類を飼わないという。
原典より
昔、弘法大師がみすぼらしい衣で、お茶を飲ませてもらおうとある家に立寄った。—— 房総の伝説(平野馨) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
房総の伝説(平野馨)
平野馨編『房総の伝説』を全245話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。