八坂神社の石棒
どんな伝承か
八日市場市小高(現匝瑳市)の八坂神社には、江戸品川の浜で網にかかったという男根形の石棒が伝わる。八坂神社近くの名主小高縫殿之助の孫、石井菊蔵は百姓を嫌って江戸へ出て品川で遊女屋を始めたが、当初は振るわなかった。故郷の八坂神社に祈願を続けるうち繁盛し、品川で屈指の遊女屋となった。やがて品川の海で網にかかった珍しい石棒を手に入れるとますます繁盛したため、神社の加護によるものとして石棒を奉納したという。八坂神社は今も子授けの神として信仰されている。
原典より
八日市場市小高の八坂神社には、江戸の品川の浜で網にかかったといわれる男根の形をした石棒が伝えられているという。—— 房総の伝説(平野馨) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
房総の伝説(平野馨)
平野馨編『房総の伝説』を全245話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。