露乾地から二十五里へ
どんな伝承か
市原郡東海村二十五里の地は、往古は露乾地(つゆひち)と呼ばれていた。つゆひちは、あるいは湿地と書かれたもので、あるいは露乾地が誤られた名であろうと「日本風土記」は言う。それがどうして二十五里という字に改められたかについては、知るところがないという。
原典より
東海村二十五里区の地は、往古は露乾地(つゆひち)と呼ばれてゐた。—— 日本伝説叢書 上総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・1917年(大正6年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 上総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・1917年(大正6年))
『日本伝説叢書 上総の巻』は、藤沢衛彦が大正六年に編んだ上総国の伝説集である。夷隅・長生・山武・市原・君津の五郡にわたり、地名の由来、社寺の縁起、城と武将の事跡、大蛇や狐つきの怪異、俚謡や民間の風俗を、口碑や『総国誌』などの地誌から集める。巻頭に著者の序と緒言を置き、上総国と郡の名義を説いたのち、郡ごとに町村の所在を添えた見出しで一話ずつ並べる。