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洞窟の大蛇を斬った天富命

所在地千葉県館山市浜田(船越の宮)
年代伝承(天富命の時代)
登場天富命
出典日本伝説叢書 安房の巻

どんな伝承か

安房郡西岬村大字鹽見と大字濱田との堺に、船越の宮・鉈切の宮と呼ばれる二つのお宮が向かい合って祭られている。海に迫る断崖を手斧で切り拓いたという鉈切の宮は下のお宮、その切通しの麓に祀られる船越の宮は上のお宮と呼ばれる。船越の宮の主神・天富命は使者を棲処探しに遣わしたが復命がなく、自ら洞窟に入ると大蛇が棲んでおり、これを斬殺して怨みを解いたと伝わる。手斧切明神は素盞嗚尊の八岐大蛇退治の反映ともいわれている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説叢書 安房の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・1919年(大正8年))

『日本伝説叢書 安房の巻』は、藤沢衛彦が大正八年に編んだ安房国(千葉県)の伝説集である。天富命の渡来や源頼朝・里見氏・日蓮にまつわる英雄伝説を中心に、社寺の縁起、風俗・信仰、船幽霊や一本足の蛸などの特異な伝承を、『安房志』『房総志料』などの地誌や寺伝・口碑から引いて収める。緒言と「安房国と牛」と題する序を巻頭に置き、鋸山から小湊まで各話に所在の郡村大字を添えて土地ごとに並べ、緒言では百八十六種を蒐集したと記す。

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天富命大蛇退治洞窟大蛇

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