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食べられた老猫にうなされる若者

所在地山形県南陽市
年代現代
登場松田いせ路
出典現代民話考 10 狼・山犬、猫

どんな伝承か

山形県南陽市での話。語り手が十六歳だった大正十三、四年頃、家には語り手と同い年の老猫が飼われていた。戸棚を開けて魚を盗むので皆から憎まれていた。その頃、冬になると近所の若者たちが家の作業納屋に集まって藁仕事をしていたが、この連中が猫を捕まえて肉鍋にしようとした。なかなか捕まらないので罠にかけて捕らえ、食べてしまった。すると連中は一人残らず、夜になると猫にうなされるようになった。布団の上に猫が乗るのと同時に布団が巻かれ、体がしびれて追い払えず、冷や汗が流れたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 10 狼・山犬、猫(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 10 狼・山犬、猫』は、松谷みよ子が日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞き書きで全国から集めた話を編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、狼への畏れと信仰、送り狼や千匹狼、化け猫や猫の踊り、戦中の猫の供出、水洗トイレを使う猫までを収める。序文と各章の前文に続いて「狼・山犬」「猫」の二章を主題別の節に分け、各話例の後に類話の採集地・話者・出典を「分布」として並べる。

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