分校の費用に八幡さまの杉を売る
どんな伝承か
昭和三年頃のことである。分校の小学校を新築するのに町の財政が充分ではなかったので、八幡さまの杉の木を伐採して、それに当てた。その後、それにかかわった人の何人かが死んだ。そこで部落では御払いをした。それを聞いた近在の部落でも、神木である室木の手入れをして祀り直したという。杉の木を伐採する直前に、関係者が杉の木の前に集まって写した写真があるが、杉の太さは大人が四人でかこむのがやっとといった大きなものであったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)