白蛇が主の蛇淵と炭焼き窯
どんな伝承か
漆川橋のところに大きな紋淵があり、その上に一の釜、さらにその上に二の釜、左手には神を祀った蛇淵がある。そこへオオバコを採りに行ったことがあるが、雨も降らないのに濁った水が出ていた。昔ここで炭を焼いていた者が、炭が真っ赤に焼けたので出さねばと窯を見ると、窯の上に蛇が寝ていた。それを見て帰ったために死んだのだという。蛇淵の主は白蛇で、この宮の白神さまのお使いだといわれている。蛇淵の上で下を向いて小便をすると体が腫れるから、絶対にしてはならないと戒められていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)