腰かけた大口縄と煙草の毒
どんな伝承か
大口縄(蛇)がいるとも思わず、そいつに腰かけて、煙管をもってコンコンとやったら、下のものが少しずつ動きだした。これは何だ、ほかでもない、と慌てて逃げたという話を聞いた。煙草は蛇にはどえらい毒だという。茅のすぼ(芯)を取って煙管に差し、それを抜いて大口縄を押さえておき、腹にずっと差し込んでやったら、腹が黄色のようになって真っ直ぐにピーンとしてしまい、それきりだったという。それから、炭焼きの棲む山には蛇がいないともいい、炭焼きのガスには弱いらしいと語られている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)