浄霊時に霊媒へ現れたケロイド
どんな伝承か
四人の子全員に火傷の痕のようなケロイドがあると悩む平井さんに、私は霊能者による招霊と浄霊をすすめ、立ち会った。男性の霊能者が招霊すると、その口から六、七歳の少女の悲鳴が発せられ、やがて女の断末魔の声をあげてもだえ、『罪もない母子をなぜ焼き殺すのか』と叫んで平井さんに飛びかかった。倒れた霊能者の両手と顔面には、子どもたちと同じケロイドが浮かび上がっていた。三十分ほどして我に返ると、ケロイドは消えていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
霊魂の謎-新版タナトロギー入門(中岡俊哉・1990年(平成2年))
『霊魂の謎-新版タナトロギー入門』は、中岡俊哉が昭和四十八年刊の『タナトロギー入門』を大幅に書き改め、一九九〇年に文庫として著し直した心霊研究の本である。著者自身の霊体験から説き起こし、背後霊・地縛霊・騒霊・悪霊・淫霊などの事例、臨死体験と転生、死者の声の録音や自動書記、恐山のイタコ、心霊治療、心霊写真の鑑定を国内外の例で述べる。全五章を小見出しで細かく区切り、まえがきでは「七疑三信」という著者の調査の立場を語っている。