菅原道真の怨霊
どんな伝承か
日本の三大怨霊の一人、菅原道真は藤原時平の讒言により左大臣の地位を追われ、大宰府に左遷された。その折「東風吹かば匂いおこせよ梅の花主なしとて春を忘るな」と、屋敷の梅を思って詠んだと伝わる。道真は死後に怨霊となり、これを鎮めるため天皇をはじめ多くの人々が道真を祀ったのが天満宮である。道真が死んだ大宰府は太宰府天満宮となり、梅の花のあった屋敷跡は北菅大臣神社になったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
震災後の不思議な話-三陸の怪談(宇田川敬介)
『震災後の不思議な話-三陸の怪談』は、宇田川敬介が著した東日本大震災の被災地の怪異談集である。復興の手伝いで通った三陸の人々から聞いた虫の知らせや生死を分けた出来事、津波の犠牲者の霊、タクシーの幽霊などの話を、津波の言い伝えや『遠野物語』、オシラサマ伝説とあわせて記す。全体を「迫りくる危機と虫の知らせ」から「見守っています」までの四幕に分け、「おわりに」で取材の動機と、話者の名や地域を伏せた方針を述べる。