月夜の路地を過ぎる大入道
どんな伝承か
仙台の土橋通り、台町の七番丁と六番丁の間で、白根沢家の南隣りは、当時遠藤九郎兵衛の屋敷であった。この屋敷の主人は、よく化物を見ることがあったという。ある時は、大入道が月夜の路地を飄々と通り過ぎて行くのを見たということであった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
宮城県史 民俗編(茂木徳郎(「妖怪 幽霊」の章)・宮城県史シリーズ)
『宮城県史 民俗編』は宮城県の県史の民俗編で、ここに収めるのは茂木徳郎が執筆した章「妖怪 幽霊」である。山・道・木・水・海・雪・家など出現の場所による分類に沿って妖怪変化を論じ、幽霊とヒトダマ・死霊・生霊の観念を考えたうえで、県内の妖怪・幽霊・動物変化の伝承を郡・町村名を添えて集める。序説・本論・事例篇・参考の順に並び、序説では昭和二十四年の迷信調査と昭和三十年のNHK仙台中央放送局の調査にも触れる。