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病床に群がった六、七十匹の鼠

所在地宮城県仙台市
年代享保五年(1720年)頃
登場伊東氏家来の六兵衛と見舞人新妻胤信
出典宮城県史 民俗編

どんな伝承か

今から二百四、五十年も昔、享保のころ、仙台御城下でのことである。伊東氏の家来に六兵衛という者がいたが、何かの妖災によって病を得、久しく床について危篤となった。伊東氏の義兄新妻胤信が、ある夜、亥の刻ごろに見舞に訪れると、六兵衛は毎夜安眠できず心身が疲れ果て、先も長くないようだと語った。励ましながら枕もとに座っていると、どこからともなく大小の鼠がちょろちょろと灯のあたりに現れ、その数は六、七十匹にもなった。寝床の上を行き来し、枕のあたりを這い回る。いくら追い払ってもすぐ集まって鳴き騒ぐ。病人は夢中で叱り、自分が出て行くと褥を抱えて部屋を出ようとした。その後まもなく六兵衛は死んだという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

宮城県史 民俗編(宮城県史シリーズ・昭和中期(推定1960-1970年代))

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