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子供の泣き声をまねるコナキジジの聴書

所在地徳島県三好市山城町上名平
年代昭和十三年採録
登場資料発見者
出典妖怪伝説奇聞

どんな伝承か

化野燐氏が『民間伝承』第四巻第二号に、民俗学者・武田明の手になる短い記載を発見した。「阿波三好郡三名村字平での聴書。コナキジジ 子供の泣聲を真似る怪」というものである。柳田國男が「妖怪名彙」に記した児啼爺の伝承が、やはり徳島に実在したことを示す記録であった。三好郡三名村字平とは、現在の三好郡山城町上名の平にあたる。吉野川の支流・藤川谷川を大歩危から西へ三キロほど遡った所にある、路線バスの終点の静かな山里である。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

妖怪伝説奇聞(東雅夫・2005年(平成17年))

『妖怪伝説奇聞』は、東雅夫が二〇〇五年に学習研究社から刊行した妖怪伝承地の探訪記である。稲生物怪録の木槌、クダン、牛鬼、塵輪、ナメラスジ、八幡の藪知らず、鬼の骨、蛇骨、鍋島の怪猫、児啼爺などを追い、中国・四国・九州ほか各地の寺社や旧家を訪ねて遺物と伝承を確かめる。月刊誌「ムー」の連載「日本伝説紀行」の十二章を三つのカラーグラビアで区切り、巻末に草双紙『鍋島猫騒動』の復刻を添える。

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