トップ > 千葉県の伝承 > 多古町

五木田家の裏に現れ巡査を襲った熊

所在地千葉県香取郡多古町大門
年代大正期九月
登場岩淵熊次郎、河野、荷馬車挽き(鬼熊)、豊和村飯塚の駐在巡査
出典奇談全集 現代篇

どんな伝承か

凶行のあと熊は行方をくらまし、数千人の山狩りもむなしく、三里塚開墾や大須賀のあたりに現れては逃げた。九月に入ったある夜、熊は大門の豪家五木田の裏手に現れ、坂を下りながら手にした刃物で暗がりを探った。そこには豊和村飯塚の駐在の河野巡査が張り込んでいたが、河野巡査はそのために熊の刃物の害を受けた。警察はまた山狩りを催したが、これも徒労に終わった。熊に狙われている忠治は、警官に守られながらも不安でたまらず刃物を手放さず、寅松は別の土地へ移った。熊はなおも忠治と寅松の家の周りをうろついていた。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

奇談全集 現代篇(田中貢太郎・奇談全集)

『奇談全集 現代篇』は、田中貢太郎が幕末から大正にかけての事件や奇談を読み物に仕立てた作品集である。明治十一年に相模の真土村で起きた松木騒動、大正十五年に千葉の久賀村一帯で起きた鬼熊の事件、香取郡の連続殺人、伊賀上野の破獄、京都の天誅などを、記録や関係者の話をもとに描き、松木騒動には筆者が大正六年に現地を訪ねた補遺を付す。播磨屋橋遺聞のように、筆者自身が創作と断る話も含む。

種別から探す

巡査潜伏捜索山狩り

多古町の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『奇談全集 現代篇』の伝承