文殊院の前で拾った玩具の鉄砲
どんな伝承か
だいぶ前のこと、著者が杉並の妙法寺で二十三夜さまに祈ると「智恵を授けた」という言葉があった。愚かな自分には分からないので形で証しを見せてほしいと願うと、和泉町へ早く行けという言葉が返った。和泉町の友人谷林さん宅の曲がり角で、赤く塗った五寸ほどの木の玩具の鉄砲を拾ったが、谷林さんは留守だった。待つあいだ近くの寺へ参ると、寺の名は文珠院で、智恵の文珠を字で示されたと悟った。帰りがけに砂利道で赤い玉を拾って鉄砲に込め、引き金を引くとポンと鳴ったので、打てば響くという示しだと受け取ったという。
原典より
ピッタリ合いましたので、引金をひきますと、勢いよく「ポン」と響きました。—— 心霊の開発 ― 神のしくみ(福田倉子・心霊修行・霊媒・1966年(昭和41年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊の開発 ― 神のしくみ(福田倉子・心霊修行・霊媒・1966年(昭和41年))
『心霊の開発 ― 神のしくみ』は、千葉で浄霊真手道場を開いた霊能者の福田倉子が、自らの霊的体験をまとめた本であり、昭和四十一年一月付の跋文を付す。気合術や法華行者・身延山の上人のもとでの修行、千鳥会の降霊会、霊媒として死霊や生霊、動物霊に向き合った事例、真手による浄霊と天福地蔵尊の由来などを記す。第一部「心霊へのみち」から第五部「神のしぐみと使命」までの五部に分け、あとがきと坂田武俊の跋文を置く。