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乗車中の激しい頭痛に倒れた運転手

所在地大阪府大阪市
年代現代
登場高橋利夫、高橋利夫、体験者・タクシー運転手
出典現代の怪奇-日本列島のミステリー地帯

どんな伝承か

岡本さんより先に発病した同僚の高橋利夫さんも、運転歴十年のベテランで、肩がこる程度しか知らない丈夫な男だった。ところが客を乗せて走っている最中、わけの分からない頭痛に突然襲われた。薬局に駆け込んで薬を飲んでも治まらず、鍋をかぶせられて丸太で殴られるような痛みはひどくなる一方で、客に詫びて降りてもらい、営業所へ引き返した。医院を何軒回っても首をひねられるばかりで、ついに乗務をあきらめた。やがて岡本さんのことを知り、似た症状の同僚三人と五人で阪大を訪ねてメニエール氏病と分かった。七か月で治って車に戻ったが、いつ再発するかと思うと夜も眠れないという。

原典より

いままでは肩がこるぐらいのタフさで知られた男だったのが、突然、乗車中、原因不明の頭痛におそわれた。—— 現代の怪奇-日本列島のミステリー地帯(鈴江淳也・1970年(昭和45年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代の怪奇-日本列島のミステリー地帯(鈴江淳也・1970年(昭和45年))

『現代の怪奇――日本列島のミステリー地帯』は、鈴江淳也が前著『日本の奇談』に続けてまとめた、現代の超常現象と奇談のレポートである。桑名の「天狗の初さん」、新幹線の亡霊、京都のタクシーに乗る幽霊客、人魂、原因の知れない奇病、念写と三田光一の透視などを、著者の取材・面談と、大正の新聞から昭和四十年代の週刊誌までの記事で集めて収める。五つの部に分け、あとがきは昭和四十五年三月の日付で、巻末に機関誌などを入手できる団体・研究家の一覧を付す。

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