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無目的の霊(浄源坊)

所在地京都府京都市東山区(蹴上)
年代昭和
登場浄源坊、了順、中川、死後に現れた老僧、後任の住職・目撃者、心霊を研究する京大の学者
出典霊界五十年

どんな伝承か

京都の老僧浄源坊は、死後のありさまを伝えると約束して世を去ったが、しばらく霊は現れなかった。やがて後任の若い僧了順が、庫裡の修繕に呼んだ大工が夕方寺の門で浄源坊によく似た老僧に会ったと話した。顎の大きな黒子まで同じだった。その後了順自身も黒子の老僧にたびたび出会い、山科の疏水の入口で船に乗っている姿も見た。同じ日には大津の古い檀家にも現れて仏間で経をあげ、布施まで受け取って帰ったという。東山の尼寺にも出た。中川氏は深い目的を持って現れると期待していたが、霊はただ無目的にふっと現れるばかりだった。

原典より

ところが前の予想とはちがって浄源霊は無目的にふッとでてくる。—— 霊界五十年(長田幹彦) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

霊界五十年(長田幹彦)

『霊界五十年』は、長田幹彦が自らの心霊体験を一人称でつづった随筆集である。霊媒亀井三郎の実験に立ち会った話に始まり、大正十四年に東京中央放送局で見た変死した技師の霊、自殺者の霊、神隠し、心霊写真、死者の霊との交わりなど、長年にわたって見聞きした出来事を語る。「亀井霊媒の実験」「放送局の幽霊」「霊界夜話」「幽霊のキスマーク」などの短い章を連ね、心霊研究の知人や医師との問答を多く交える。

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