墓地で渡された尽きぬ金の袋
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どんな伝承か
ある夜、墓地の中を通っていると、向こうから不思議な女が歩いて来る。よく見ると、同じ町でつい先頃死んだ者であった。驚いて立ち留まっているところへ、女はつかつかと近づいて来て、これを持ってゆけと言って汚い小袋を一つ手渡した。それは小重いものであった。恐ろしいので逃げ帰り、家に着いて袋を開けてみると、中には銀貨と銅貨をとりまぜて多量の金が入っていた。その金はいくら使ってもなくならず、今までの貧乏人が急に裕福になったという。著者は、これがいわゆる幽霊金の話であり、貧乏人の裕福になりたいという切ないまでの願望がこめられていると読む。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の幽霊たち ― 怨念の系譜(阿部正路・幽霊・文学史・昭和)
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遠野市の伝承
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